食べ物を残すことに抵抗があるという人は多いです。
親のしつけだったり、食べ物を粗末にしているという罪悪感、せっかく作ってもらったんだから悪いなど。
その思いはさまざまですが、「残す」ということに対して、何らかのネガティブなイメージを持つ人は案外多いようです。
ダイエットを成功させるには、自分の食欲との付き合い方が解決しないと無理です。
お腹いっぱいになった体の感覚、
心の満足度、
これ以上食べたら苦しくなったり眠たくなるよ・・
こういう自分なりの感覚をしっかり捉えられるようになるのが大事です。
お腹いっぱいなのに食べ物を残せない。
こういう人は、ある意味 他人にやさしいのです。
でも、肝心の自分にはやさしくない。
・作ってくれた人に申し訳ない
・満足に食事できない国の子供もいるのに・・
・こんな風に食べ残したらお行儀が悪い
こんな風に考えていると、この気持ちに引っ張られるので自分が苦しくても、食べてしまわなきゃ!となってしまいます。
親から口うるさく、出されたものは絶対に残してはいけない!!と言われて育った人はそれが強烈に自分の中にある場合もあります。
確かに、自分で作ったり、注文したものに関しては食べられるであろう量を考えるべきです。
それでも、食べてみたら思ったよりも多かった。味が濃くて食べられなかった。
こんなことはよくあることなんです。
それを、今目の前にあるから。という理由でいつも平らげていたら、自分の感覚をきちんと捉えられていないということなんですね。
スリムな体型をキープしている人は、残すことができる人が多いです。
逆に太っている人は、あれこれ理由をつけて残せない人が多いです。
スリムな残せる人は、たった一口。そんなの食べちゃえばいいじゃん!!という量でも、お腹いっぱいなら残すんです。
ラップをかけて、明日また食べようと取っておくのです。
食べ物を残すことに対して、罪悪感を持つ必要はありません。
だって、
あなたがお腹いっぱいなのに、無理して食べて、血液を汚して、体に無駄な脂肪を蓄えても貧しい国の人が救われることはありません。
あなたがお腹いっぱいなのに、無理して食べて体調が悪くなってまで、食べてほしいと思う家族や恋人もそうはいないです。
あなたがお腹いっぱいなのに無理して食べないと、お行儀が悪いと思う人もいません。
中国では、人を家に招いておもてなしする時は食べれ切れないくらいのご馳走を用意してくれます。
お客が残すくらい出すのがおもてなし。
お客が残したら、お腹いっぱい。満足しました。の合図なんです。
それを知らずに友人は、中国で出されたものをひたすら食べまくって大変だったと言っていました。
友人も大変でしたが、もてなす方も大変だったでしょうね・・
ここは日本ですが、私たちもきっと同じじゃないでしょうか?
残されるともったいないから、少なめにご飯準備したよ。とはならないのでは?
戦時中など国全体が貧しく、みんな満足に食べられなかった時代は 足らない のが当たり前でした。
だけど、ありがたいことに現代は満たされるまで食べることができる時代です。
だから、自分で気をつけないと食べ過ぎてしまうんです。
適量は人によって違います。
自分の適量を知り、それを越えない範囲で美味しく食べ、健康を保つというシンプルなことが難しい時代になってしまっているんですね。
お腹いっぱいだという感覚が分からない人、
これ以上食べない方がいいと分かっているのに食べてしまうという人は、過食状態に傾いてしまっているかもしれません。
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食べものを残すにどうしても罪悪感がある人は、自分がどんな理由で残すことに抵抗があるのかを探ってみてください。
その考えのイメージが変わることで、食べ残しへの感覚も変わっていくと思いますよ。