fitmeを立ち上げて驚いたことは、過食嘔吐で悩む人の多さです。
私は自分がダイエットに取り憑かれ、やりすぎた結果、食欲のコントロールができなくなってしまいました。
そんな自分がとても恥ずかしくて情けなかったです。
とても人には言えないと思っていたし、こんな自分はかぎりなく駄目な人間だと思っていたのを覚えています。
その後自分が栄養不足を解消し、自分自身に課していた禁止やルールをゆるめていくことで過食から解放され、その情報の発信しはじめると思った以上に同じ悩みを抱えている人がいたんですね。
これは、自分だけの問題でも、圧倒的少数の人にだけ起こることでも決してない。
軽い気持ちではじめたダイエットを引き金に、太らないですむという間違った情報に惑わされて試した嘔吐から誰にでも起こりうる、
”痩せていることが美しい”というおかしな考えを刷り込まれ、ダイエット市場がのさばる世の中で生きる私たちみんなが持つリスクなんだと実感しています。
そんな過食嘔吐ですが、やめられない人の共通意識として
やめたいけどやめられない
食べたい、でも太るから食べたくない、それなのに食べてしまう
という相反する感情が渦巻いています。
食べる”ということは、生きることそのものです。
そこの部分に問題が生じるとうことは、あなたの心身は自分が認識している以上に疲れている、と言っていいです。
私は、過食嘔吐や食べることそのものへの恐怖心や罪悪感を感じている人の対策として
1、足りない栄養をしっかりと入れる
2、自分で自分を縛っている物事の存在に気づき、それを解いていく
この2つが有効だと考えます。
嘔吐というと、摂食障害ということで”病気”扱いになり、薬を飲む羽目になったり、カウンセリングを受ける人もいるかと思います。それはそれで一定の効果があるのかもしれません。
でも、それだけでは難しいというのが私の体感です。
確かに、過食の原因の1つとして、幼い頃のトラウマなどが関係していることはよくあります。
自分を形成するものの要因として”親”との関係はよく語られるところですよね。
しかし、その心の傷を何らかの方法で取り除き、克服したとしても肝心の栄養が満たされなければ駄目なんですよ。
私たちは、自分でそれを選んだわけではないけれど、この体(器)を使って生きています。
その体をしっかりと動かすエネルギーがきちんと補充されていなければ、脳からの強烈な
食べろ!!!!!
は止まらないのです。
だから、両方からのアプローチが必要です。
これまではどちらかというと、”栄養”にスポットをあててきましたがもう少し心の問題、内面の問題についても書いていこうと思います。
この心の問題について、私個人としての考えは
何もない人はいない
ただ、傷があってもそんなに自分の生き方や行動に影響していない人はいます。
それなら、そのまま放置でもいいと思うんです。
でも、それが明らかに自分が自分らしく、楽しく生きていくことを阻んでいるなら??
何らかの方法で解消する行動を起こしたらいいんじゃないかと。
もしかすると、”過食”というシグナルは
もっと自分自身のことを見てほしい、
やさしくしてほしい
が表面的に出たものかもしれない。
ただ単に、体が枯渇したエネルギーの補充を求めているだけなのかもしれない。
それを一緒に探っていくこと、お手伝いをすることがfitmeでできることです。
私があなたの過食嘔吐を治すわけではなく、あくまであなた自身がやるためのサポートです。