運動が体にもたらすメリットはたくさんあります。
・ストレス解消
・筋肉増強
・血流アップ
・気持ちが上がる(やる気がでる)
運動をやっている人のイメージとして、元気はつらつ、粘り強さ、負けず嫌いをバネにできる・・
さわやかなイメージもありますよね。
不健康や肥満の原因として、運動不足がよく上がります。
昔と比べると、私たちの生活は圧倒的に便利になりました。
家事ひとつにしても、家電の普及でその負担はかなり減りましたよね。
だからこそ、女性が仕事と家事、子育ての両立が可能になった面もあると思います。
昔の家事は本当に重労働でしたが、現代はたいていのことがボタン一つですみますから・・
運動不足というより、この家事労働のエネルギー消費が減ったという方が正しいでしょう。
カロリー消費の目安です。(体重50キロの場合)
水泳(30分) | 約70Kcal |
ジョギング(20分) | 約120Kcal |
デスクワーク(60分) | 約90Kcal |
掃除(30分) | 約80Kcal |
基礎代謝の違いから実際は個人差はありますが、見ての通り運動のカロリー消費というのは思ったよりも高くありません。
100Kcal前後のカロリー消費なんて、チョコレート3〜4欠片食べたら終わりです。
しかも、運動をすると活動のためのエネルギーが純粋に不足するのでお腹が空きます。
動いた分を取り戻そうと、体はエネルギーを欲します。
だから、運動に慣れていない人、全くやっていなかった人が運動をはじめると食べ過ぎてしまうということが起こるのです。
じゃあ、この「食べたい」を無視して、食欲を抑え我慢すればいいでしょうか?
自然に起こった体からの食欲を無視すると、体は足りない状態に不安になり、代謝そのものを下げます。
それがもっとすすむと食欲コントロールが難しくなり、過食や拒食を引き起こす引き金にもなりかねません。
痩せるために運動を増やし、食べる量を減らすのは体に負担をかけることなんです。
多くの人が、食べる量を減らして、たくさん動けば痩せると思っていますが、行き過ぎると体は危機を感じ、脂肪を燃焼せずに溜め込むモードになってしまいます。
本来は運動したら、その分エネルギーを摂取するべきなんです。
もちろんその時に食べるものの選び方は大事ですよ!
運動習慣がある人は、そのまま続けるといいです。
運動自体を好きでやっているのなら、ストレスにならずむしろ発散できます。
だけど、痩せるために無理にやっていると、
運動自体がストレスなのに加えて体には疲労感もあるし、いつもよりも食欲も増えてしまうのでスムーズにダイエットが進みづらいんです。
嫌いな運動を増やすよりも、日常生活の中でのちょっとした動きを意識するほうが効果が高いのです。
クイックルワイパーでの拭き掃除よりも、しゃがんで雑巾掛けをしてみるとか。
いつもエスカレーターを選ぶところを階段にしてみるとか。
生活というのは毎日のことなので、そこで無理をすると続けるのは難しいですよね。
あくまで運動は、やることで自分がリフレッシュできるという感覚を大事にしてください。
嫌いな運動を頑張ってやって一時的に体重を減らせたとしても、やらなくなったらまたすぐにリバウンドしてしまいます。