ベジタリアン、という言葉はそんなに日本では浸透してないと感じます。
マクロビやローフードを実践している人が、きっとそういうイメージなんでしょうね。
(マクロビは正確にはベジタリアンではない。)
そして、日本ではベジタリアンというと、まだまだ「変わった人」というイメージも強くある印象です。
ベジタリアン、オーガニック、という概念は海外のほうが圧倒的に生活に取り入れやすい環境が整っていますね。
ベジタリアンメニューのレストラン、カフェを見つけるのはそんなに難しくないですし、そういう意味では日本は、遅れているといってもいいかもしれません。
ベジタリアン、というと野菜(特に葉野菜)ばかりを食べている感じかもしれませんが一言でベジタリアンといっても、種類があります。
フルータリアン | 果物・ナッツなどを食べる人 |
ヴィーガン | 完全菜食。身につけるものにも気をつける人が多い |
ラクト・ベジタリアン | 乳製品は食べる菜食 |
オボ・ベジタリアン | 卵は食べる菜食 |
ラクトオボ・ベジタリアン | 乳製品と卵は食べる菜食 |
ペスコ・ベジタリアン | 魚介は食べる菜食 |
ただ単にお肉を避けるのは、ノンイートミーターといいます。
ちなみに、ローフードというのは、48度以上の熱を加えないものを食べるスタイルで、raw(生)食を基本とした食事法のことです。
またちょっとニュアンスが違いますね。
そんなベジタリアン、ざっくりだけど共通するのがお肉を食べない、ことでしょうか。
ベジタリアンに不足しやすい栄養素、というとタンパク質!!と思われがちですが、タンパク質は種子、豆、穀物からも摂れるのである程度の量を食べれば大丈夫なんです。
タンパク質よりも、亜鉛と鉄 ですね。
身の回りの菜食の人を思い浮かべてみてください。
赤ら顔の人っていないでしょう?
どちらかというと、青白い、というか、赤みの少ない顔してませんか?
(お肉を食べると赤ら顔になる、という意味ではありませんよ)
亜鉛と鉄はお肉や牡蠣から摂れるものなので、それらを避ける場合は意識して、種子類やカカオなどから摂取するようにしたほうがよさそうです。
あとは、玄米もいいです。
基本的に私は、体質改善やダイエットには玄米をすすめていません。
ですが、長期的に菜食をしている人、今後どうしても菜食でいきたい、という人には玄米はいいのでは。と考えています。
お肉、お魚、卵、豆、などタンパク質をいろんなものから摂れているなら玄米を食べる必要はないともいえますね。
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玄米食をするなら、体の負担にならない食べ方も知っておくといいです。
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ベジタリアンの人は、筋トレをしても意味がないの??
こういう疑問を持つ人はとても多いです。
だけど、こちらは心配無用です。
適切な筋トレをして、ちゃんと食事をしていれば、筋肉はつきます。
ベジタリアンの格闘家やボディビルダーで活躍している人もけっこういますよ。
ただ、お肉やお魚を食べるのに比べると、菜食ベースの食事からタンパク質を摂るのは効率が悪いことは確かなんです。
だから、ベジタリアンの人は穀物や種子などを普通よりも多めに摂る意識をしたほうがよさそうです。
ベジタリアン寄りの食事をしている人は、タンパク質や脂質が摂りづらくなるので全体的なエネルギー量が大幅に減らないように気をつけながら、不足しやすい栄養素をカバーするようにしましょう。