体質改善ダイエットや健康、美容についてあなたは誰に相談しますか?
いまは、パーソナルトレーニングやダイエットコーチなどマンツーマンで指導してくれる人がたくさんいますよね。
こういうタイトルで記事を書くと、はいはい、自分がどんなに素晴らしいか書くんでしょ。(!)と、思われるかもしれませんが、私の経験を含めとても大事なことを書きます。
私自身が過去にパーソナルトレーニング、ダイエットの食事指導などを利用したことがあります。
正直、健康美容、体質改善にかけてきたお金は結構な額です。
いまはそれもいいお勉強代だったと思っていますが・・
いい結果が出なくて、むしろ健康を害したこともけっこうありましたね。
トレーナーさん、ダイエット指導、など人にモノを教える立場の人にとって一番大事なことってなんだと思いますか?
相手の話を聞くこと?
相手のちょっとした変化に気づいてあげること?
圧倒的な知識や経験?
色々あると思いますが、私が一番大事だと思うのはいかに肯定的にモノを伝えるか。
これにつきます。
教える立場の人はともすると、
〜〜〜しないで
〜〜禁止
〜〜はやめて
こんな風に否定形、禁止での表現が多くなってしまいます。
ダイエットなんかわかりやすいですね。
その指導者によって、ダイエット期間にできるだけ避けたい食べ物などあるんでしょうが、
それを
〜〜は太るから食べないで。
とか、平気で言っちゃう人がいます。
これが積み重なると、言われた人にとってはダイエットがうまくいかない足枷のひとつに後々なり得ます。
実は、人間の脳は肯定と否定の区別がつきません。
(もっというと、時間と主格の区別もつかない)
だから、例えば
ごはんを食べ過ぎないで
というよりも、
ごはんは少なめに食べるといいよ
こんな風に変換するほうがいいのです。
私はヨガを教えてきましたが、ヨガのインストラクターの養成コースでは模擬レッスンとかたくさんやるんですね。
クラスを進行していく上で、どんなインストラクションをするのか、というのは自分の個性を出す上でも、わかりやすく安全にクラスを進行する上でもとても大事なこと。
このインストラクションについて、私たちは肯定的な表現をするように指導されます。
肩に力を入れないで → 肩の力を抜いて
息を止めないで → 深呼吸しましょう
歯を食いしばらないで → 口元をゆるめて
不思議なモノで、肩に力を入れないで・・・と言われると無意識に肩に力が入るのが人間です。
昔彼女に、
浮気しないで。
って言われ続けたら、なんとなく浮気しちゃった。こと、ありませんか?(笑)
だから、今あなたがトレーナーさんについてもらっていたり誰かにダイエットや体質改善の相談にのってもらっているのなら。
肯定的な表現をしてくれる人にしてください。
断言します。
〜〜を食べないで
〜〜しないで
こういう表現ばかりする人といると、あなたの中に荷物が増えていきます。
それが膨れ上がっていくと、とても不自由になります。
それくらい、〜〜しないで。の影響力は大きいのです。
このブログを読んでくれているあなたは、穀物をしっかり食べることの重要性を知ってくれていると思います。
そんな私も、以前つけていたパーソナルトレーナーは完全な糖質制限推奨者でした。
彼女は私に、
バナナは太る
じゃがいも、太る
かぼちゃ、太る
そう教え込まれた私は、その呪縛から解き放たれるのに時間がかかりました。
一定期間、バナナやじゃがいもやかぼちゃを食べることが怖かったし、食べると罪悪感さえありました。
実際はどうかというと、
これまでも書いているように
バナナ自体に、太る太らない のような性質はありません。
食べ方によっては、ダイエットに有効になることもあれば、脂肪がつく原因になることもあるだろうね。
という話で、一概にこれは太る太らないなんて言えないんです。
だから、個別にお話を聞くことが必要なんですね。
否定的な表現、禁止表現ばかりだと心の奥深いところに、気づかないうちに巣食ってしまうんです。
そのことを、自分の経験から実感しているからこそ私自身も気をつけています。
たとえば、いま現在毎日毎日お菓子を食べている人がいたとして。
その人に、お菓子を食べていたら痩せられないから、やめて。
こう言って、やめられるかというと、難しいです。
お菓子などのジャンクなものがやめられない、たくさん食べてしまうのには理由があります。
栄養不足だったり、自分自身ともめていたり。
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人から言われる以外でも、自分で得た情報から自分自身にたくさんの禁止事項を課すことも同じようにストレスになります。
これを機に、自分が関わっている人の口癖や自分の思考の癖を観察してみるといいです。
その結果、自分にとって思わしくない人と距離をとる勇気も時には必要です。
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