ここ最近のダイエットの主流は糖質制限です。
糖質は太るけど、タンパク質はたくさん食べても太らないし、筋肉や爪、髪に必要だから・・
こんな主張のもと、糖質制限ダイエットとともにタンパク質は必要以上に持ち上げられています。
タンパク質は、確かに必要な栄養素です。
ところが、度を越してパクパク食べても本来の働き(血や肉を作る)をすることはできません。
糖質制限をしている、糖質を絶っている人に聞きたいんですが
お通じがスムーズにあり、お便りやガスは臭っていませんか??
もしこの質問に自信を持って、イエスと!答えられないのであればその食生活に疑問を持ってくださいね。
糖質=太る
タンパク質=太らない
こういうイメージ、持っていませんか?
タンパク質はいくら食べても太らないけど、糖質は太るからあんまり摂らないほうがいいんですよね?!
こういう質問は、本当〜〜に多い。
この考えは、あまりに短絡的だとしかいいようがなくて、
そもそも、いくら食べても太らない、魔法の食べ物はないんです。
仮に、タンパク質をいくら食べても太らなかったとしても代謝された後に、ゴミ(老廃物)を残すことになり、その老廃物が、アレルギー、便秘、肌荒れ、などの不調の原因になっているとしたら・・?
短期的に見ればそんなに影響がないように思えるかもしれないけど、そんな偏った生活を続けていたら確実に体を蝕みます。
太る、というのは、余分に摂りすぎて余る から起こります。
自分の体の許容以上のものを飲み食いすれば、太りますよね。
糖質だって、あまりに多く摂り過ぎれば燃やしきれずに太るでしょう。
タンパク質も同じで、糖質が足りないときはエネルギー源になったり、そうでなければ体を作るための材料になりますが、使い切ればければ太ります。
悪いことに、糖質よりもゴミをたくさん残して・・
ただ、糖質はその性質上水と結びつきやすいので純粋に水分をため込みやすく、そのおかげで体重が増え
太った!!と錯覚しやすい。
だから、一定期間糖質を控えると一時的に水分が抜け、痩せた!と喜びますが食べ始めたら最後、抜けた分の水分が戻るので
元どおりになります。
実際は、体組成が変化するので体は緊張し、省エネモードになるのであまり良いこととは言えません。
そして、タンパク質をたくさん摂っている人の多くが同時に脂質もたくさん食べているのです。
ヘルシーなタンパク質の代表といえば、鶏胸肉ですね。
もも肉と違って、身がぎゅっとしていて、脂質が少なく、ヘルシーなタンパク源です。
トレーニングをする人は、脂質をおさえたいので鶏胸肉を食べる人、とても多いですよね。
こんな風に意識している人はともかく、何も考えずに、タンパク質、タンパク質・・となると余分な油が多く、肝心のタンパク質の摂取量が少なくなります。
ひき肉系のメニューは、どうしても油が多くなりますね。
ハンバーグ、
ミートソース、
餃子、
マーボ豆腐・・・・
胸肉だって、揚げれば油の摂取量が増えます。
豚バラ肉、カルビ、あたりは舌触りはいいものの、赤みの部分が少なく、ほとんどが水と脂です。
素材そのものに加えて、油をたくさん使ったメニューに偏ると、さらに油が増えます。
フライ、
炒め、
(フライパンでの)焼き、、
意識しておかないと、タンパク質と一緒に多量の油を摂るはめになってしまうんです。
油は、調理を簡単にし、消化が悪いので、腹持ちがよく満足感が高くなります。
腹持ちがよいというと、
ダイエットに向いている!!
と思われそうですが、実際はそんなことはありません。
むしろ、ダイエット中こそスムーズに消化するものをバランスよく食べ、代謝を落とさないようにしたほうがいいいんですよ。
油汚れって、なかなか落ちないですよね。
体内でも同じようなことを起きているイメージです。
タンパク質が大好きで、せっせと摂っている人はその質にも目を向けてみましょう。
次の食事までにお腹が空かない、
お通じに問題がある、
こんな症状のある人は食べ方で体に負担をかけているかもしれませんよ。